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秘密のキスは蜜の味【完結】
第20章 話し聞いてよ!
────///
ガチャ……

久し振りの鏡也君の部屋。
独り暮らしなのにいつも片付いてて…鏡也君らしい!

突然訪ねて来て怒るかな?

勢いよくここまで来ちゃったけど……何の連絡もないってことは私と話したくないのかも。

勝手に来て部屋で待ってるなんてストーカーみたいかな?

でもちゃんと話したい。
こうでもしないと鏡也君と話が出来ないんだもの仕方ないよ。


もし追い出されたら……その時はネットカフェでも行けばいいや!

買い物してきたから軽い夕食を作っておこう。


「ふぅ~!」

夕食の支度を終えてソファーに座ると眠くなってくる。

ダメ…眠ったら。鏡也君を待ってなきゃ。

最近ずっと眠れなくて…なのにどうして?
今日に限って…


そっか!このソファー鏡也君の匂いがするからだ。
包まれてるみたいで安心する…

「……きょぅや…くん…」クシュン!


っは?
やだ私ったら…いつの間にか眠っちゃった。


部屋を見回すけど…まだ帰ってないみたい。

今、何時だろ……
時計を確認すると、もう2時を過ぎてる。


鏡也君どうしちゃったの?
こんな時間まで仕事……じゃないよね?


何かあったのかな…事故じゃないよね!
もし事故だったら……だから連絡がなかったのかも……

どうしよう鏡也君に何かあったら……

イヤな事ばかり頭に浮かんで不安になる。

…誰かに聞いてみようか…誰に聞けば分かる?

遠藤さんは……連絡先知らないし

あっヒロちゃん!……
でもヒロちゃんならきっと私に連絡くれるはず─

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