この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
秘密のキスは蜜の味【完結】
第20章 話し聞いてよ!

何もないよ…だって逢ってないんだもん鏡也君に。

「な~んにもないです。折角本社に行かせてもらったんですが…課長に報告出来る事は何も……」

「俺のせいか?」
ブンブン…違いますよ。

「俺が電話に出たから彼氏が誤解して……」

「違います。その前からいろいろあったんですよ、いいんですもう‼」

私、キャリアウーマンになって仕事バリバリして…でも年取ったら独りじゃ寂しいから、そのうちシングルマザーになって子供と二人で暮らすんです!

「バカっ。なに言ってんだ!話しが飛躍し過ぎだ」

…いいんです、ほんとに!

「話し合ったんじゃないのか?……宮下……」
課長は私の顔を覗き込んでくる。

「………私…相当嫌われちゃったみたいで…連絡も付かなくて」

でもほんとに、もういいんです!
もうほっといて下さいよ。

投げやりな私を課長はジッと見てくる。


「…じゃ何で泣いてんだよ」

課長に頬の涙を拭われて…止まらなくなっちゃう!

「アハハハ、やだ、困る…なんだろこれ……」

私ったらまた課長の前で、顔を反らして涙を必死に拭ってるのに私に近付いてくる!

「ちょっと!やだ。見ないで下さいよ」

「宮下…」


ギュッ。「キヤッ」

その時、課長に強く抱き締められた。

「あっ課長、何やってんですか?離して下さい」

ギュッ。ちょっと~苦しいです。

課長ったら、ますます腕に力を入れて抱き締めてきて…何が起こってるの!

こんなとこ誰かに見られたら……

「宮下。今から俺が言うことを黙って聞け」

/1073ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ