この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
秘密のキスは蜜の味【完結】
第20章 話し聞いてよ!

いいか…独り言だからな!返事もしなくていい。

ただ黙って聞いてろ!……って

課長?どうしたんですか─

「課長?」

「……………俺は……」






「…お前の事が好きだ!」

えっ?─ちょっと待って。

「黙って聞いてろ!」

「たぶん……ずっと好きだった。──でもそれに気付いたのは最近だ」

俺がこの支店に来た時にはもうお前には彼氏がいて、たぶん自分の中で最初から距離を置いてきたんだと思う!

新しい彼氏が出来ても別に今までと変わらなかったんだ。
だけど……お前が泣いてるのを見て俺の中で何かが動いた。

守りたいと思った。
触れたくて触れたくてどうしようもなくなった!

このまま黙って本社に行こうと思ってたけど、お前が俺の前で泣くから……

やっぱり伝えたくなった。

「───//」

弱ってるお前に…こんな事言って付け入るみたいで卑怯かもしれないけど…



俺じゃダメか?

「───//」


自分の言いたい事だけ言って──
ズルいですよ課長。

「…ダメですよ。これ以上私の心の中に入って来ないで…じゃないと…」


でも……ありがとうございます。
その言葉…ほんとに嬉しいです!


でも私は……やっぱり鏡也君が好きだから─

今の言葉は聞かなかったことにしますね。

私、誤解してました!
課長っていい人だったんです…ね。

腕の中が温かくて身体の力が抜けていく……

「─私、力が…入らなぃ……」

「あっおい。宮下……宮下…しっかりしろ!」

暖かな腕の中でそのまま意識が遠退いた………


/1073ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ