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秘密のキスは蜜の味【完結】
第20章 話し聞いてよ!
────///
誰かが私を呼んでるみたい!

パッ……あれっ!目が覚めると白い天井……

「気が付いた葉瑠?」─うん。えっ?なんで

お母さん!

どうなってるの?……腕には点滴の針。

ここは病院?

私…何で点滴
「倒れたのよ、覚えてないの?」

えっと、課長に倉庫に連れてかれて…そのあと……あれは夢…だよね!

ギュッ…てされて。。まさかね?

ヤダ…へんな夢見ちゃった!


「貧血と睡眠不足と色々と重なったって……ご飯も食べてなかったんでしょ?」


たまたま運ばれたのがお母さんがいた病院で、そこから連絡がいったみたい!

「藤堂さんが病院に運んでくれたのよ!」って……

そうなの?

ガバッ。
「あっいけない商品の発送が途中で…どうしよう」

葉瑠ダメよまだ動いちゃ!

「大丈夫よ、藤堂さんが指示して昨日全部終わらせたって言ってたから」

良かった。………昨日?

そうよ、あなた丸一日意識無かったから。

…えっ?うそっ。


「なんで黙ってたの?聞いたわよ…イタズラ電話の事」

えっとそれは……
「バカね、ひとりで抱えちゃって…」

…怖かったでしょ、留守電にたくさん入ってるの聞いたわ

やっぱり葉瑠を一人で残したのは失敗だったわ……ごめんね……

お母さんはそう言って頭を撫でてくれた。


「ウッ…だって、心配…するから…ヒックッ…ごめんね」

ベッドの横に座り手を握ってくれる、子供みたいだけどそれが凄く安心する。

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