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秘密のキスは蜜の味【完結】
第20章 話し聞いてよ!
*****
良かった車借りてきて!ふたりを乗せて家まで帰ってきた。

「葉瑠…藤堂さんに連絡してきたら?きっと心配してるわ。葉瑠眠ってたから会ってないでしょ!お母さんも御礼言いたいから後で代わってね」

えっ?あっそうだね!……

お母さんに言われて葉瑠が不安げに俺を見てきた!

きっと俺がまたヤキモチ妬くって心配してるんだろう…
葉瑠を病院に運んでくれたんだ御礼を言わないとな

コクン…俺が大きく頷くと葉瑠は安心したようにニッコリ笑って2階へ上がって行った!

「お母さん…留守電まだ残ってますか?いいですか聞いて?」

えぇそのまま残してあるわ。

葉瑠は聞きたくないだろう…
今のうちに確認しておこう!


『ハァハァァ』
『あぁ…聞いてる?はぁ…いるんだろ…そこに』

「…………?…」

『いつも、見てるよ』
『君の事を考えてたら、我慢出来なくて』

『早く…電話に出て…じゃないと…あぁイキそぅ』


『早く…君に、触りたい、ハァハァァ、ハァハァァ』


『今ね、君にそっくりな…女優のビデオを見て…るんだよ!凄く上手いんだよ…しゃぶるのが…』

なんだよこれ!

こんなの聞いたら……怖いに決まってる。

ただのイタズラじゃ済まされないぞ。
葉瑠の事を知ってて狙ってるのかもしれない──

明日から大丈夫なんだろうか?

「あの……葉瑠をお父さんの所に連れてくって…」

それとなく俺達の考えを伝えておこう。

お母さんなら見方になってくれるかもしれない…

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