この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘密のキスは蜜の味【完結】
第21章 これってサプライズ?
鏡也君のテンションが急に下がった……
「あっでもね!絶対鏡也君のおうちに近いとこにしてもらうから」
「そうだな、それくらいは我慢しなきゃな。こんなに早く話が進むとは思ってなかったから…今すげ~嬉しいよ」
うん私もビックリしたけど凄く嬉しい!
鏡也君まだ話しててもへーきなの?…
「あっヤバッ。そろそろ仕事に戻らなきゃ…また電話するから」
クスッ、やっぱり?……うんまたね!─ピッ……
鏡也君も嬉しそうだったな。
キャハ─楽しみ~♪
お父さんに電話してアパートの事言っとかなきゃ
あれっ!?
私…何かまだ鏡也君に言うことあったよね?
なんだっけ?………
「…………???」
「葉瑠~電話よ~お父さんから」
下からお母さんの声が聞こえてきた!
へっ…お父さんから?……
「は~い‼今行きま~す」
今度は急いで下へ降りてお父さんと電話。
「今日ね辞令がおりたの…お父さん……いい?行っても」
〝見込まれたんだろ?頑張れよ〟
お父さんは優しくそう言ってくれた。
「だけどまだ同棲はやっぱり……」
「うん。しないよ」
近くに居られるだけで充分だよ!
お父さんありがと。
あとね!
遠回しに鏡也君のマンションに近くなるように希望を言おうとしたんだけど……
「わかってるよ」へっ?お父さん──
「母さんがな…葉瑠を鏡也君に護ってもらう方が安心でしょ?って言うから……今探してるよ!」
ほんとに?
いいとこ探しとくから葉瑠は心配しないで最後まで仕事をしっかりやりなさい!って言ってくれた。