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秘密のキスは蜜の味【完結】
第21章 これってサプライズ?
──//
まだ洋子さんと飲みたかったのに~!

帰ったら飲ましてやるから、なっ?

このまま店にいたら何を喋るか分からないからな…


葉瑠は歩き出すと恥ずかしそうにもじもじする…なにやってんの?

「へっ、ううん」

そうか?じゃ早く帰ろ。


二人で他愛もない会話をしながらマンションまで帰ってきた!

エレベーターを待っていると…
「あっいた!鏡也さん」

はっ?遠藤……なんでここに遠藤が…

振り返るとコンビニの袋を持った遠藤が駆け寄ってきた!

「葉瑠さんと一緒だったんですね?何度も訪ねたのにずっと留守だったから……」

訪ねたって……なんで?

訳が分からず考えていると、葉瑠が俺の手を引っ張ってきた─

葉瑠がジーと俺を見てる…

ブンブン…
俺は何も疚しいことはないぞ!

遠藤とは何も無いからな。

「遠藤…なんか用があったのか?」

「挨拶ですよ!……引っ越しの」

へっ?引っ越しって葉瑠の引っ越しに遠藤は関係ないだろ……

「何言ってるんですか、私の引っ越しですよ!私、このマンションの3階に越してきたんで鏡也さんに挨拶に行ったんですよ」

なんだよ。そう言うことか

─って……はっ?3階?

遠藤…お前かよ─3階の内装工事は……

「なんで……ここに引っ越して来たんだよ」

ここ会社から近いし前から狙ってたんですよ。。
空いたら教えてって父に頼んでたから!って……

おい遠藤…なにもここじゃなくてもいいだろ?

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