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秘密のキスは蜜の味【完結】
第6章 ダメなのに惹かれてく
.:*:・'°☆
あの後……英美ちゃんから〝鏡也君とどうだった?〟ってメールは来たけど……
もちろんほんとの事なんか言えるわけもなくて誤魔化しちゃった!
「なんだぁ、つまんないの‼ 祐輔さんには悪いけど葉瑠と鏡也君がくっつけば4人で遊べるし嬉しいんだけど!」
英美ちゃんそんな理由で………
何日もたつと冷静に分析をする自分がいる‼
あのときは熱で思考回路が狂っただけ…
どうかしてたんだ!大事なのは祐輔…
大好きなイケメン俳優 日比野タケルに迫られたら誰だって落ちるはず……本人じゃないけど
あんだけ似てたら同じようなもんでしょ?
でも逢いたい時に会えないんだもの熱もすぐ冷めるよ……
きっと………。
きっと…鏡也君だって───!
ちょっとカラカって遊んだだけ………
きっと…そうだよ‼
現に電話もメールもないもの!!
これで良かったはずなのに…
なんで心が晴れないんだろう。
連絡するって言われたわけじゃないし…
やっぱりただの遊びだったのかな?
男の人は嘘でも好きって言えるのかもしれないし!
そんなのに流されちゃって
馬鹿だな私…
自分の中の気持ちの変化を必死に抑えていた。