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秘密のキスは蜜の味【完結】
第6章 ダメなのに惹かれてく
鏡也君と別れた次の日─祐輔から〝お土産もあるし部屋で待ってて〟って言われたけど何とか理由を付けて外で会うことになった。
部屋に行ったら、たぶん祐輔は求めてくる。
鏡也君に感じてしまった身体を祐輔に晒す事に抵抗があったから─
祐輔の時とは明らかに違う身体の反応に戸惑った……
鏡也君にあんなに感じて…こんなに気持ちいい行為だったなんて今まで──知らなかったな。
《罪悪感!》
いつまでこんな思いするんだろ?
早く熱が覚めてほしいよ!
それから理由をつけてなるべく部屋には行かないようにしてたけど…
でも今日は祐輔の誕生日。
前からふたりでお祝いしようねって話してて─私が作る夕食を楽しみにしてるのに…外で会いたいなんて言えないよ!
鏡也君の事は早く忘れて前の自分に戻らなきゃ
「ただいま~♪葉瑠…?ん~いい匂いだね」
「祐輔…お帰り。もうすぐ出来るから先にお風呂入ってきて!」
祐輔はうしろから私のお腹に手を廻し、うなじにキスを落としてくる‼
……んっ…祐輔…包丁持ってるから…危ないよ。
「あっごめん!葉瑠…待ってるから一緒に入ろ」
耳たぶを甘噛みされ優しく…囁かれた‼
えっとぉ!一緒には……ちょっと……
「なんで?入ったことあるじゃん!」そうだけど──
「今日俺の誕生日。お願い聞いて‼」
ズルい。そんな事言われたらダメなんて言えないじゃない…