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秘密のキスは蜜の味【完結】
第22章 第2部…抱きしめたい

「ここまでな!これ以上したら…止まんなくなるから」

私はお預けされたように荒い息を吐くだけ。

「はぁはぁ…はぁ」なんで?

「葉瑠が誘惑するから最後までいきたいところだけど、腹減ったから食べてからね…」

そう言うとニヤつきながら頭をポンポン。

まるで小さな子供に言い聞かせるように
「あとでたっぷり可愛がってあげるから我慢するんだぞ」

やだ、鏡也君ったら……


「飯…まだだろ?買ってきたから一緒に食べよ」

何事も無かったようにそう言われて……

へっ?あっ……うん、ありがとう。

急いでご飯の用意しようと思ってたけど……

…ごめんね!


鏡也君がね……こんな時間から夕食を手作りしてたらもっと疲れちゃうだろ?って。

料理は休みの日に二人で作ればいいんだよ!って言ってくれるの。

確かに!もう22時だけど
いっつも鏡也君は私を甘やかす……いいのそんなんで

やっと呼吸を調えて、買ってきてくれた夕食をテーブルに拡げていると…鏡也君が背中越しにくっ付いてきた。

私のお腹に手を回し顎を頭に乗せてギュッてしてくれる。

「はるぅ」な~に?
「ごめんな、あんまり来れなくて!」

ううん。いいの

鏡也君…初めは毎日来るって言ってたけど…

〝仕事が早く終わったら行くけど…分からないから、行ける時は電話する〟

そう言われたけど、鏡也君なら絶対来るよ!

よし食事の支度して食べさせてあげよ、そう思って待っちゃったの。

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