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第1章 第１部…嘘ついちゃった

「さぁ──葉瑠ちゃん…！？ 座って～！」

そう言われて座ろうとするんだけど……？
なぜかみんなが、めっちゃ私を見てる。

なに？私なんかおかしいの？
どんどん顔が熱くなっていく。

今…私顔真っ赤じゃない？

みんなそんな見ないでほしいよ！

「ちょっとみんな見すぎだよ！ 今日の主役は私達なんですけど～！」

「あ～ごめんごめん。英美ちゃんはいつも見てるからさぁ─葉瑠ちゃんってこんな可愛いなんて思わなかった♪」

「うん！そうそう！」

「えっ？ …イヤそんな事は……ははっ…」

そんなこと言われて…
ま、お世辞なんだろうけど
やっぱり恥ずかし…。


「さあさあ‼ 鏡也(きょうや)は少し遅れるって言ってたから先に始めようか。 あっ……その前に葉瑠ちゃんはお初だから、みんな自己紹介な？」

ヒロちゃんの仕切りでパーティーの前にみんなが自己紹介してくれるんだって！

「葉瑠もあとで自己紹介するんだよ！」って英美ちゃんに言われて…

えっ？…………私もするの？

アハﾊ‼ そりゃそうだよね？

普通自己紹介するよね！！
あ～もう緊張してきたよ……

今日のパーティーは全員で10人なんだって！

鏡也さんって人は仕事がとても忙しいらしく遅れて来るらしいけど────!