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第23章 愛くるしい君

私、マネージャーなんだから教えてくれたらいいのに…やっぱり恥ずかしいのかな！

意外に可愛いじゃないですか部長…

すると部長ったら……
「ダメだ俺…櫻井苦手だわ！」そう言うから…

そうなんですか実は私も……って、

「は？なに言ってるんですか彼女でしょ！」

「は？っ…えっ？誰が」

やだな…部長ったらまだ隠そうとしてる。
もうみんなにバレてますよ、しらばっくれちゃって！

このこの。
部長の肘をツンツン。

「お前この間から、なに誤解してるんだよ」

部長の彼女でしょ？櫻井さん……
本社のみんな噂してますよ！

「っなわけね～だろ」

えっ違うんですか？

聞くと全然違うらしい！

付き合ってもいないし…部長が引き抜いたって話も違うんだって。

なんでそんな話になってんだか。
もしかして櫻井さんが自分で……っなわけないか？

部長が言うにはランチの時も…いろいろ相談にのってほしいから連絡してもいいかって聞かれたらしい。

「肉食だな、ありゃ、俺怖いわ」だって！

「だからみんな俺の事、変な眼で見てたんだな」

でも私睨まれたんですけど！

「櫻井さんは部長の事を好きなんじゃないんですかね。ｳﾌｯ、モテますねぇ部長」

「はぁ～あのなぁ」
部長は大きくため息をついた。

「俺はなぁ、そんなコロコロ乗り替えたりしないんだよ。それに…モテたい相手にモテなきゃ意味ねぇだろ。気づけこのヤロー」……って

えっ？……えっとぉ……
それってどういう意味で……

どうしたらいいか分からなくて
私はただ笑うだけ。ｱﾊﾊ…