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秘密のキスは蜜の味【完結】
第23章 愛くるしい君
カランカラン
「こんばんはヒロちゃん」
「おぅ葉瑠ちゃん…鏡也と待ち合わせか?」

ううん。今日はひとりなの!
急にね…ヒロちゃんの顔を見たくなって来ちゃいました~!ニコッ

「それは嬉しいね……って!嘘言うなっ」キャハハ

実はね…仕事が終わって鏡也君のとこに行こうとしたんだけど、やっぱり今日も遅いって言うから……

「そうかじゃ一杯サービスだ」やった!

ヒロちゃんはカクテルをご馳走してくれた!
鏡也には黙ってんだぞって言って……

私にあんまり飲ませると鏡也君が怒るんだって。

「こんな近くに住んでんのにあんま逢えね~か?」

そんなことないよ…週末は一緒にいるし。

「じゃ仕事か?話があるんだろ」
やっぱりヒロちゃんだ!

私の事をよく分かってくれて鏡也君とおんなじように話を聞いてくれるの。

「あのねヒロちゃん。洋子さんに頼まれてたモニターの件なんだけど…」

「やっぱ休めね~だろ?」…うん、えっなんで。
私が話をする前にヒロちゃんが……

鏡也君がヒロちゃんに言ってたんだって。
「葉瑠は展示会があるから休めないんじゃないかな~?」

それに鏡也君もイベントがあってめちゃくちゃ忙しくなりそうなんだって……

でもせっかく洋子さんがご厚意で誘ってくれたから二人で休み取ろうねって話してたんだけど……

やっぱり……洋子さんガッカリするよね?

「それは大丈夫だ」洋子も分かってるよって…

(忙しいのに仕事休ませたんじゃ悪いから、会社と相談するわ)

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