この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘密のキスは蜜の味【完結】
第23章 愛くるしい君
あとで洋子さんに電話して謝らなきゃ!
心配すんな大丈夫だ!俺からも言っとくよって…
ありがとうヒロちゃん。
最近の私は仕事に疲れるとヒロちゃんのお店に来て愚痴を聞いてもらうの。
鏡也君に聞いてもらいたいんだけど毎日遅いし…
休みの日には仕事の事は忘れたいでしょ。
逢う度に仕事の愚痴を聞くのもイヤだよね?
最初はヒロちゃんにだって黙ってたけど、
「あんま頑張り過ぎんな。誰かに聞いてもらわないと発散できないぞ」
ヒロちゃんは優しい言葉をくれるから、つい甘えちゃう!
そんなこと鏡也君には言えないけど…だってすぐ拗ねちゃうから!
「私、甘え過ぎかな?ヒロちゃんに……」
すると…いいんだよ葉瑠ちゃんは甘えとけって言ってくれるの。
そう?…じゃお言葉に甘えて…
「ヒロちゃんカクテルお代わり」ウフフ
おぃ大丈夫か?最後だぞ……
……じゃ待ってろ、今作ってやる!
「は~い」
あっそうだ明日ね?
英美ちゃんが帰ってくるんだよ。
落ち着いたら逢いに行こうって鏡也君と話してんだ
「そうか俺らもお祝い考えてるから…みんなで顔見に行くか?」うんそうだね!
───
「は…るぅ……葉瑠?……葉瑠、起きな帰るよ」
「ん、はぃ…ん? パッ えっ?」鏡也君?
あれっここは、ヒロちゃんの…お店…だよね!
確かヒロちゃんに愚痴を聞いてもらってて…
えっ?私、寝ちゃったの?
ヒロちゃんがカクテル作ってる間にテーブルに突っ伏して寝ちゃっんだって!