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秘密のキスは蜜の味【完結】
第23章 愛くるしい君

早く帰ろうとしたのに葉瑠は迷子になるし
これ以上待てるか‼……

クスッ
「子供みたい、さっきもタクヤ君と張り合って」

「は?そうだ…タクヤのヤツ!」

あっ私がタクヤ君の名前を出したから……

「葉瑠の胸に顔を擦り付けやがって…俺のだっつ~んだよ!わざとやったんじゃね~だろうな?」

「最近のガキは──」
クスクス…さっきからずっと呟いてる。

「子供にヤキモチ妬いてどうするの」
「そりゃそうだけど」

そんな鏡也君がたまらなく可愛く思えて……
私は鏡也君の腰に手を廻し顔を見上げた。

「相手がタクヤでよかったよ」

ウフッ。
「財布も携帯も持ってなくて、どうするつもりだったの?」

え?……そう言えば

私のバッグ……

私が人混みでバッグを抱えてたから、鏡也君が持ってくれたんだった。

お財布も携帯もバッグの中にあったから……

私、手ぶらだったね。


──///
ほんと無防備。
葉瑠は俺の携番とか覚えてんのか?

俺が交番に行かなきゃどうするつもりだったんだよ

「葉瑠?もしかして…迷子になった葉瑠をタクヤが交番に連れてってくれたの?」

「ちょっ、そんなわけないでしょ」
クスッ…「違うの?」

「違うから……そんなに心配したの?」

「そんなのあたりまえだろ…」

葉瑠の事だ、困ってる時に優しく声なんて掛けられたら絶対に疑ったりしないだろ?…

考えただけでも恐ろしいよ。

「ごめんね!でも嬉しい、そんなに心配してくれて…」

俺に抱きついたまま…そんなことを葉瑠が呟く…

やれやれ俺のお姫様は…人の気もしらないで!

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