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秘密のキスは蜜の味【完結】
第24章 大切なもの!
やっぱり鏡也君は人気があるんだな!
それは私も嬉しいって…思ったところだったのに
「葉瑠さん大丈夫ですか?そんな呑気な事言って…今どきの奥様たちは凄いんですから」え?……
凄いってっ何が……
社長婦人なんでしょ、心配することあるかな。
「葉瑠さん大丈夫です。私がちゃんと鏡也さんの事見てますから心配しないで下さい。もし何かあったら葉瑠さんに連絡しますからね」
えっはぁ~、おっお願いします!
なんだかよく分からないうちに、遠藤さんの勢いに押されてアドレスの交換までさせられた。
「じゃ葉瑠さん、さようなら」
あっはいさようなら。
遠藤さんはそうそうにエレベーターを降りて帰っていった!
なんだったの?……
鏡也君は心配いらないよ。
ま~連絡なんて来ることはないでしょ。
──///
勝手知ったる鏡也君のお家。
クスッ、洗濯物が溜まってる。
洗濯機を回し、お風呂に入ったら部屋着に着替えてビデオ鑑賞…
すっかり寛いで、ソファでうとうと…
鏡也君のソファが気持ち良くて、ここに座るとすぐ眠くなるの。
あ~ダメだ眠い!
ベットに行かなくちゃ叱られる…
でもちょっとだけここで、すぐ起きるから……
ガチャン。
んぅ~「…はる」ん?鏡也君?
「クスッ、ダメだろ!また…こんなとこで…」
身体がフワッって浮いたと思ったら、あれっ抱えられてる。
柔らかなベットに降ろされて頬っぺにチュッってキスされて漸く眼が覚めた。
「ぅん~鏡也くん…お帰り」
「ただいま」
今何時だろ─
時計を見ると、えっ?随分遅かったんだ!