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秘密のキスは蜜の味【完結】
第24章 大切なもの!

でもいいの?そんなこと言って!……

ほんとの事だから…いいんだって。

「疲れたけど葉瑠がいると元気出るな」
良かったそう言ってもらえて。


「久しぶりだからエッチしよっか葉瑠」

疲れてるんじゃなかったの?─
そっちは元気だから大丈夫!

片肘ついて優しいキス。

私の上に被さって首筋に顔をうずめたまでは良かったけど……

急にそのままの体勢で動かなくなって、私の身体にずっしりと体重がのしかかった。

あれっ、ちょっと鏡也君。
トントン…ここで寝ないで、重いから

あらら、もう寝ちゃってる!
そんなに疲れたの?
なんとか鏡也君の身体をずらして抜け出した!

ふぅ~。

それは疲れたよね。
もう3時過ぎちゃってるんだもん。

今日はゆっくり眠ってね。

ぐっすり眠る鏡也君の腕を延ばして、私はそこに頭を乗せる…片足を鏡也君の足の間に入れてギュッて抱き付いた!

鏡也君が起きてたらきっと
(俺は抱き枕か?)って言われそうだけど…
こうしてると落ち着くんだもん。

「は…るっ」
急にギュッてするから…

あっ起きちゃった?

スースー

あれっ……やだ寝言なの?

鏡也君が何もしないで寝落ちしちゃうんだから相当疲れてたんだね。


───///
それからも相変わらず鏡也君の仕事は忙しくてすれ違いが多いから……

私は時々仕事終わりに鏡也君のマンションに行く事にした。

ほんとは毎日でも行きたいんだけど……
「俺は大丈夫だから、家でゆっくりしな」って私を心配するから。

【仕事早く終わったから鏡也君のマンション行ってるね】
ピッ。送信

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