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秘密のキスは蜜の味【完結】
第24章 大切なもの!

メールを送信したら、よし行こう!


スーバーで買い物をしてると…「あっ」

遠くに遠藤さんが見えた。

別に疚しい事はないんだけど咄嗟に隠れちゃった!

だってちょっと面倒なんだもん。


知らないふりして通路の反対側からレジに並んで会計をしてると…
「葉瑠さんじゃないですか?また会いましたね」

やだ~見つかっちゃった!

「あっどうも」アハハハ。
軽く会釈して行こうとしたのに…

「葉瑠さん待ってて」
「………ぇ」
そう言われたら待ってなきゃいけないじゃない?

「行きましょ!」…って どこへ?
帰るんですよ、行くんでしょ鏡也さんとこに?…

「あっ……はぃ」

「鏡也さん今日も美幸さんの所ですよ」

「MSKって会社知ってます?あそこの奥様」

あ~あんな大きな会社の……

「大学生の娘さんの事まで何かお願いされたらしくて…上司も困ってるんですけど…あそこはもう鏡也さんに任せるからって」
〝こんな忙しい時期に困っちゃいますよ……〟

あっそっそうなんですか?…
娘さんの事までって!

聞いてないことまで遠藤さんは一人で喋ってる。
はぁやっぱりこうなった!

大事なお得意様なんだからそれはいろいろあるでしょ?……仕事の話だけってわけにはいかないって言ってたし

「美幸さんの娘さんかなりの美人らしいですよ」

「鏡也さんはイケメンだから若い子に絶対好かれちゃいますよ」

「心配ですね葉瑠さん」
アハハハ

「あっ!いっけない買い物がまだあったんだ」
忘れ物があるから、って言って
遠藤さんには先に帰ってもらお。

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