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秘密のキスは蜜の味【完結】
第24章 大切なもの!

いつものようにソファでウトウト。
もう寝なきゃ…怠い身体を起こして時計を見るとやっぱり真夜中。

鏡也君から遅くなるって言われてるけど…やっぱり心配になる。

起きてると、鏡也君が気を使うからとりあえずベッドに行くことにした!


でも…ベッドに入ると全然眠れないの。
さっきは眠くて仕方なかったのに!

鏡也君こんなに遅くて疲れてるんじゃないかな?
メールしてみようか…でも、お得意様と一緒の時にメールなんかしたら迷惑だね。

なんだか落ち着かなくて…

ガバッ。はぁ眠れない!
起きてテレビでも見てよ~かな。


ガチャン。
玄関の鍵を開ける音……

あっ帰ってきた。良かった!

普通に帰って来ただけなのに胸のつかえが取れたように安心する。

あっいけない寝てなくちゃ。
また叱られちゃう

すぐに寝室のドアが開いて鏡也君が入ってきた。
私は寝たふり。

ベッドが沈んで鏡也君が髪を撫でてくれる…
それがとっても嬉しくて…つい声を掛けちゃった。

「鏡也君…」
「あっごめん起こしちゃったか?」
ううん。ブンブン 眠れなくて起きてたの!

想わず起き上がって抱きついた。
「ん葉瑠どした?寂しかった?」

コクコク…ちょっとだけ……

「毎日こんなに遅いの?」
ご飯もちゃんと食べてるのか心配だよ。

ごめんごめん大丈夫だよ。

「せっかく葉瑠が来てくれたのに…かまってやれなくてごめんな!今週は休めると思うから…葉瑠がもうヤメテ!って言うまでかまってやるからな」クスクス

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