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秘密のキスは蜜の味【完結】
第24章 大切なもの!
舌を捩じ込み上顎を舐めると徐々に身体の力が抜けてくる……大丈夫だから…葉瑠?眼…見て!
じっと見つめて舌先を絡めてると葉瑠の眼がトロンってしてくる。
ヴーヴ♪ーヴー~ヴ♪ーヴー
ん?こんなときに携帯のバイブ。
「で、んわっ…」ピカッ、ゴロゴロゴロ
ビクッ。いいよ後で…今は葉瑠が優先!
暫くしたらバイブは止まるだろ。
「ほらっ葉瑠は…俺を見てな!」クチュクチュ
「うっ…はぁ、アン」
なっ?
キスに集中したら雷なんて怖くないだろ?
クチュ、クチュ…「はぁ、テレビ…クチュクチュ」
んっテレビ?
〝う、るさぃ〟フッ…そうだな、もう消そう!
ザーザーッザザー
まだカミナリは時々鳴ってるけど……夕立の雨音と激しい風の音さえも気にならない。
部屋は薄暗く気分が盛り上がるにはちょうどいい…
もう葉瑠は大丈夫そうだな。
これ以上したら我慢出来なくなるから…ここまでな
チュッ。
最後に軽くキスしたら、続きはまた後で……
葉瑠を膝に乗せたまま携帯に手を延ばした。
「んっ、美幸さんだ」
「…………!?///」
ギュッ「ん?葉瑠?……」
葉瑠を膝から下ろそうと体勢を入れ替えたのに…しがみついて離れない……
「葉瑠…電話するだけだから、すぐ終わるよ」
「やっ、ダメぇ」
潤んだ眼で俺に何かを訴えるような表情…
そんな眼で見なくても…
後でちゃんとイカせてやるのに……
「今日は私を優先してくれるって言った。鏡也、くんっがいっぱいキスなんて、するから…」