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秘密のキスは蜜の味【完結】
第6章 ダメなのに惹かれてく
「葉瑠ちゃん、彼氏いるんだって?」
突然ヒロちゃんがそんなことを言い出した!
なんだよヒロちゃん、そんな話振るなよ‼
すると葉瑠が答える前に英美ちゃんが
「そうだよ~♪祐輔さんて言うの‼かっこいいんだよ♪」
ねっ葉瑠……。
真司!英美ちゃんを黙らせろよ。ったく!
聞きたくね~よ!
「でもエッチはイマイチなんだよね~♪葉瑠ぅ?」えっ?
「ちょっと英美ちゃん!何言ってんの」
葉瑠が慌ててる。
「いいじゃん‼前に言ってたでしょあんまり気持ちよくないって♪♪♪」
「「「────!!!」」」」
真司が慌てて…英美ちゃんの口を塞いだ。
「フガァフガァ」
葉瑠…そうなの?─俺には感じてくれたよな?
たぶん、演技じゃないと思う…
なんかすげ~嬉しくなって…顔がニヤケてくる。
「英美ちゃん呑みすぎだぞ!真司もう連れて帰れ」
ヒロちゃんの言葉に─真司が困ったような顔してる
「そうだね!葉瑠ちゃんごめんね」
「英美ちゃん帰るよ」
「え~♪なんで~」
「いいから」
真司は英美ちゃんの肩を抱き寄せ店を出ていった!
「葉瑠ちゃん酔っぱらいの言葉は気にすんなよ!」
ヒロちゃんが葉瑠に声を掛けると、コクンと頷いたけど恥ずかしそうに俯いたままだ─
「鏡也!葉瑠ちゃんをホテルまで送ってやれよ…」
そ、うだな、もう出よう!
「鏡也、送り狼になんなよ‼いいな!」
ヒロちゃんに何度も念を押された。
あ~わかってるから。
「じゃぁ。行こう葉瑠ちゃん」