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秘密のキスは蜜の味【完結】
第24章 大切なもの!

なんで私……
休みなんだから一緒にいたって、大丈夫だよね!

でも…相づちを打ちながら私をチラチラ気にしてる

「はぁ~その件はもう断ったじゃないですか?それだけは無理ですから!」

なに?……仕事のクレームかな、それとも私が関係してるの?

「えっ?そんなっ」


「彼女と相談させて下さい!また連絡します」
ピッ。

えっ…彼女と相談って…私?
なに、どういうこと?

通話を終えるとなにやら暫く考えてるし…
「どうしたの?なにかあった?」

「……葉瑠?実は得意先の奥さんにちょっと個人的な事をお願いされて…それは終わったんだけど…」

鏡也君なんなの?凄く歯切れが悪い。

「ちょっと困ったことになって……1度は断ったんだけど……葉瑠に相談してくれないかって」

私に?……なに?


──///
「……なにそれ」
「葉瑠…嫌だよな?やっぱ断るからな」

あっ!遠藤さんが言ってたのって……。
(娘さんの事で何かお願いされたみたいですよ)

でも、なんで鏡也君がそんな事までしなきゃいけないの?
………でもそうしないと、鏡也君は困るんでしょ?

「まっ、待ってよ」

1回だけ?ほんとにそれで終わるの?

もちろん1回だけだよ…ちゃんと話して来るから……

「…………わ、かった」

その代わり…10日は私との約束忘れないでよ!

分かってるよ。
2…3時間で終わるから

話してくるだけだよね?

ほんとは凄く嫌だけど、お世話になった人だから断り切れないんでしょ!

大丈夫。信じてるから鏡也君のこと……

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