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秘密のキスは蜜の味【完結】
第24章 大切なもの!

「は?ちょっと美幸さん」
「ごめんなさいね」

娘の態度が変わったから今しかないと思って

人の承諾もなしに話を進めて無茶苦茶だな!
でもほんとに今は忙しいから…

「うちには息子が居ないからあの娘に頑張ってもらわないとMSKの将来はないのよ!」

「鏡也君お願いよ!」


──//
そんなわけで、断り切れなくなった……

今はイベントの準備でみんな忙しいから、俺だけ抜けるわけにもいかなくて…仕事を早めに切り上げて美幸さんの自宅で……

疲れるけど…葉瑠が待っててくれるから頑張れた。

俺が昔、輿石社長に教えられた事を…こうして真紀ちゃんに受け継いで、少しは恩返し出来たんなら良かったけど。

素直に聞くじゃん!
メモを取りながら真剣に聞いてる。

「正直、今はCDだけじゃ経営は成り立たないと思うんだ、レンタルやアプリもあるしこれからは何か新しいことも考えないと」

「そうですよね!でも何をしたら……」

俺が、これをやれってのは言えないけど、まず顧客が何を求めてるか知らないと。

「商品を買いに来てるんですよね?」

もちろん商品なんだけど、それ以外に親切な店員がいるとか、何らかのサービスがあるとか。

品揃えが豊富とかさぁ。
あるじゃんいろいろ……

「あ~なるほど」

そのために今はいろんな人と交流をもって、いろんな勉強をした方がいいよ。
きっと将来役に立つから!

「実は、お母さんが留学したらって……」

「へぇ~いいじゃん留学」
羨ましいな、俺も今更だけどしてみたかったよ

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