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秘密のキスは蜜の味【完結】
第24章 大切なもの!
♪.:*:・'°☆
「葉瑠ちゃん、ほんとに大丈夫なの?何回も乗り換えするのよ。心配だわ~」

洋子さんったら…大丈夫だって!

「ちゃんとメモに書いて持ってくから」

「鏡也も一緒なら心配いらね~だろ」
アハハ、ヒロちゃんそれがね?

「鏡也君には黙って連れてくんだから心配なのよ」

「……葉瑠ちゃんが鏡也を連れてくのか?」

そうだけど………
「あ~それはムリだな」
やだヒロちゃんまで
やめてよ二人とも、大丈夫だから。

「葉瑠ちゃんいい?こんなチャンス滅多にないんだからね!」

うんわかってるよ。


──///
いよいよ明日…鏡也君と約束の日…

鏡也君の会社のイベントも終わって、少しだけ落ち着いたから良かった。

「鏡也君にはなんて言ったの?」

特に何も……ただ行きたい所があるから付き合ってって!

洋子さんがすっごくいいことを教えてくれたの。

明日は早起きしたいから今日はもう帰ろっと。

「じゃ帰るね」

立ち上がって帰ろうとすると…洋子さんが
「鏡也君に言えばいいのに」って!

ビックリさせたいの。

「じゃぁ~もし迷子になったらバレないように誰かに聞くのよ」

もうっ…洋子さんったら心配性なんだから。

鏡也君にバレないように人に聞くなんて出来るわけないよ!
勘が良いんだから鏡也君は…

だから帰ったらシュミレーションしとかなきゃ…
メモを見ながらはちょっと恥ずかしいもん。

子供じゃないんだから…
私だって何でも出来るってとこ見せなくっちゃ。

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