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秘密のキスは蜜の味【完結】
第24章 大切なもの!
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よし完璧。
ウフッ……なんか嬉しくて小学校の遠足の時みたいに早く起きちゃった!

夕べは何度も現地までの行き方をシュミレーションしたし、今日は天気もいいし早起きして凄く気分がいい。

もう時計ばっかり気になっちゃう……

はぁさっきから全然時計が進まない!
もしかして壊れてる?

そんな事ないか……フフッ。


トゥルルルル……トゥルルルルー
ピッ「はい♪鏡也君?」

「葉瑠…元気だな朝から」
うん元気、凄~く元気

どうしたの?もう来る?
「あっいや、そうじゃなくて………葉瑠?……」

な~に。どうしたの♪

「今日、出掛けるのさぁ…明日じゃダメかな?」

「えっ………なんで?どうかした?」

実は真紀ちゃんが…って……

また、真紀ちゃん?
MSKの娘さんの件は聞いてたけど…

来週って言ってたでしょ。
なんで今日なの?

「実はさっき真紀ちゃんから電話があって…美幸さんと喧嘩して家を飛び出したみたいで、かなり取り乱してたからちょっと心配で…」

話を聞いてほしいって言ってるんだって…

鏡也君は優しいからそんなこと言われたら…


「思いつめてるみたいだから話だけ聞いてあげたいんだよ」

「葉瑠やっぱり今日じゃなきゃダメか?」

「……絶対…約束って……」
何度も言ったのに。

「あっそうだよな、ごめん…じゃ少しだけ遅くなってもいいか?なるべく早く帰って来るからそしたら出掛けよ」

でも時間掛かるんじゃ……

「絶対早く終わらせるから…心配すんな」

わ、かった!


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