この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
秘密のキスは蜜の味【完結】
第25章 俺の前で泣くな!

ほっといて下さい!
なんでいつも、私が弱ってると…こうしてグイグイ心に入ろうとするの?

「なんでこんな日にひとりでいるんだよ」

なんでって……ダメなんですか?一人でいたら

「お前……彼氏はどうした?」
いいじゃないですか、そんなこと……

そんなにじっと見ないでよ!
部長の真剣な眼に吸い込まれそうになっちゃう。

なんでもいいから話を逸らさなきゃ。

「さっ櫻井さんはどうしたんですか?困るんですよ部長が私を追い掛けて来ちゃったら、また私が…」
「…何があった?」

「………べつに…何も//」


「…今日、お前……」



「………誕生日だろ?」

やだ!ほっといて…


「寂しすぎるだろ?誕生日に一人でいたら」ウッ…

やめてよ、泣かないって…決めてたのに

部長の手がゆっくり私に延びてくる……

あっどうせまた私をからかって(かわいそうなヤツ)とか言って髪の毛をグシャグシャってするんでしょ?

そう思ってたのに……
切なそうな顔で優しく髪を撫でるから…

急に胸がドキンってして………
我慢してた涙が零れ落ちた!

「………グスッ」
俯く私に部長はため息をつく。

「はぁ~しょうがね~な、行くぞ」

えっ?グスッ…どこに……ちょっと部長。

部長は私の腕を引っ張って急に歩き出す。
振りほどきたいのに早足で歩くから必死に付いていく…

「ちょっと部長待って」
どこ行くんですか?

「部長……!……待って」

私が大きな声を出すと部長は脚を止めて振り返った。


「俺が祝ってやるよ!………お前の誕生日」
え?……

/1073ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ