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秘密のキスは蜜の味【完結】
第25章 俺の前で泣くな!

顔に掛かった髪を払って薄紅色に染まる頬を優しく撫でると〝んっ!〟俺を誘うかのような吐息に一気に心臓が鼓動を始めた。

ゆっくり顔を近づけて唇に触れる寸前
「鏡也くっん…グスッ…」ん?

グスッ…グスッ…「きょぅやっくっ…バカ」

……ふっ、また夢でも見てんのか……宮下の目尻から一筋の涙が零れ落ちた。

そんなに彼氏がいいのか?

親指でそっと涙を拭っていると………


ピン~ポン。…ピンポンピンポンピンポン…

「チッ!早かったな…残念」
何度も鳴らしやがって……

ピンポン、ドンドンドン…

分かったから!
うるせ~よ。何時だと思ってんだ

首に巻きつく腕を外して玄関へと向かう!


ガシャン。……バンッ。

玄関の鍵を開けるとソイツは勢いよく中に入ってきた。「はぁはぁ……」

「ずいぶんと早く来たんだな?もっとゆっくりでも良かったのに」

ソイツは玄関にある宮下のヒールを確認すると俺を押し退け部屋の中にズカズカと入っていった……

「っ……葉瑠?……葉瑠、大丈夫か?」
ベッドで眠る宮下を抱き起こしてる。
俺は後ろから…ソイツの背中に向かって声を掛けた。

「君ねぇ、人の家に来て挨拶もないのか?」
「アンタ…こんなに飲ませて、そのっ、何もしてね~だろうな」

俺が宮下に手を出したとでも言いたげに睨み付けてくる。

俺が飲ませたわけじゃないんだけどな…

フッ。大丈夫だ!まだなんもしてね~よ。
もう少し来るのが遅かったら分かんなかったけどな…

「ん?…あれっ、部長が……鏡也君に、見える」
「葉瑠?しっかりしろ、俺だよ」

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