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秘密のキスは蜜の味【完結】
第25章 俺の前で泣くな!

乾杯しよう!
もう葉瑠はたくさん飲んでるから一口だけな?

「鏡也君が一緒なのに?」
「じゃ、ふたくちだけ」クスッ

ガラステーブルにはケーキと少しだけ中身の入ったワイングラス、そこにアロマキャンドルを置いた…

部屋の隅にもキャンドルを置いてテーブルの前に並んで座った。

何もないけど雰囲気だけはあるかな!
葉瑠はケーキを前にフォークを持ってスタンバイ中だ。
「葉瑠?乾杯してから……」
「あっそっか」
フォークをグラスに持ち替えて…さぁ乾杯だよ。

おめでとう葉瑠…

「ありがとう」
ワインで乾杯したあとは、葉瑠はすぐに口いっぱいにケーキを頬張った。

「うん。おいひ…ゴクッ、鏡也君?美味しいよ」

クスッ…よかったな!
無邪気に笑う葉瑠が可愛くて暫く見とれていた。

「あれ、食べないの?」
ん?食べるけど。
葉瑠が旨そうに食べるから、つい──

葉瑠は苺を1つ指で摘まんで俺の前に…
「食べて?」

んっ?…クスッ……パク
「おいし?」
「うん美味しいよ」

ほらっ指が汚れだぞ!

葉瑠は生クリームの付いた指を舐めようとするから…俺はすぐにその手を掴んで指のクリームを舐め取った。

「やだっくすぐったい」
ウフッ……もう取れた?

まだ付いてる。
細くて長いその指を舐め、手のひらに唇を押し付けた。

俺が指を舐めるのを葉瑠はボンヤリと眺めてる…

キャンドルの灯りが葉瑠の顔に反射して瞳がゆらゆらと揺れて俺を熱く昇らせる。

「んっ…鏡也君?ケーキ」

あっそうだな!
ごめん。じゃ葉瑠にもあげるよ。

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