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秘密のキスは蜜の味【完結】
第26章 愛すればこそ
「すげ~遊んでたのに葉瑠ちゃんに会って真面目になったんだよ鏡也は……今までの女全部切ったからな!」
そっそうなの?…それは…嬉しいけど…
そんなに遊んでたんだ鏡也君は…
ヒロちゃんに〝すげ~遊んでた〟……って言われて鏡也君はちょっと焦ったみたい、ヒロちゃんを睨んでる。
「あっ俺…余計なこと言ったか?」
チッ!「一言多いんだよ」
鏡也君は舌打ちまでしてる…
他にも何かあるんじゃないの?
「じゃあさ?鏡也君…「さっ葉瑠…もういいだろ?そろそろ帰ろ遅くなった。じゃ二人ともまた、葉瑠行くよ」
えっ?待って!
まだヒロちゃん達と話してるんだけど……
「いいから行くよ!」
うっうん分かった。
「あっ洋子さん一緒に帰る?」
「お邪魔でしょ?二人で帰んなさい」
邪魔なわけないでしょ。
それにおんなじ場所に帰るんだよ?…
遠慮しなくてもいいのに…
「ほら、鏡也君行っちゃたわよ」え?……
あっホントだ!
「鏡也君待って」
後を追って慌ててお店の外へ出た。
すると鏡也君はすぐに私の腕を掴んで歩き出す。
「……//」
無言で歩き続ける鏡也君に不安になってくる…
聞いたらいけなかったのかな?
「鏡也くん?」
「葉瑠…俺さぁ、ヒロちゃんの言った通り葉瑠と逢うまでは結構遊んでた」
葉瑠も知ってるだろ?
久美子と別れてからちょっと俺、おかしくなってたから…
「先輩に連れられて風俗も行ってたし」
うん覚えてる麗子さんでしょ?
「でもさぁ俺ほんとに葉瑠に逢ってからは…やめたんだ、そういうの」