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秘密のキスは蜜の味【完結】
第26章 愛すればこそ
鏡也君の言葉で心がほっこりして気持ちが落ち着いたけど 、もうマンションが見えて来ちゃった!
まだ一緒に居たいけどもう遅いから帰るよね……
いつも鏡也君は部屋の前まで送ってくれる。
ちょっと寂しいけど週末まで我慢だね!
「送ってくれてありがとう…じゃ「部屋入れて」
……いいの?
「葉瑠を連れてすぐ帰ろうって思ってたのに、あの二人が余計なこと言うから遅くなったんだ…このままじゃ帰れないよ」
…なにか用事があった?
今更だけど、平日に来るなんて珍しいし今までだったら来ない時間だよね。
「なにもないよ?葉瑠の顔が見たくて来たんだけどダメだった?」
そうじゃないけど……
私が寂しいって言ったからかな?
「葉瑠が寂しくなって、またひとりで泣きながら町をフラフラ歩いてたら困るからな……」
やだ!もう今度は大丈夫。
フッ、
「そうか?じゃあんまり来ない方がいい?」
「ううん、そんなことないよ嬉しかったもん」
逢えるのは嬉しいけど…でも仕事で疲れてるのに無理してないかな?
ちょっと心配になる!
「無理なんかするわけないだろ?疲れてるときこそ葉瑠の顔が見たくなるんだよ」
鏡也君がそんなこと言うなんて思わなかったからちょっと驚いたけど、やっぱり嬉しくて!
私が忙しくなったから、逢う時間が減っちゃう!
って、そう思ってたから鏡也君が来てくれたら元気出るし頑張れる。