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秘密のキスは蜜の味【完結】
第26章 愛すればこそ

言われた通りに舌を出すけど
「ほらっ…もっと出して」

めいっぱい延ばした舌に絡ませるようにツツいてくる。
私は鏡也君の背中に腕を廻しそれに答えようと必死に舌を絡ませた。

「っん…っ、んんっっ…」

呼吸の仕方もわからなくなるほど夢中になる。

息継ぎをしようと隙間から空気を吸い込むと、軽く微笑んですぐに口を塞がれる!

「ぅん…うん、はぅ…ん」
鏡也君に見つめられたままキスされると身体の力が抜けて他の事なんてどうでもよくなっちゃう。

…頭がボーっとしきて、何も考えられないよ。

あ~ダメ、脚の力が抜けてきちゃう。

ドアに背中を付けたままズルズルと崩れ落ちると途中で腰を捕まれ引き上げられた。

スカートを捲られすぐに鏡也君の膝が私の脚の間に入って私はそこに跨がるように身体が止まった。

ハァハァ…ハァァハァァ

クスッ「葉瑠…ほらっドアに手ついて…しっかり立ってなきゃ」


スカートを捲られたまま玄関のドアに手をついて立たされた。
「ちょ…待って…」

ここ玄関だからダメって言おうとしたのにいきなり耳を舐めるから声だって出ちゃうでしょ?

キャッ!
「静かに…葉瑠ここ玄関。大きい声出したら誰か外通ったら聞こえるよ」

わかってる。だから止めて!
「あっ…んっっ…ダ、メぇ」

髪の毛を横に払い首筋に鏡也君の舌が這いまわる…私が逃げないよう脚の間に膝を入れ身体を撫でまわす。

「鏡也君ダメ、やめて」

「キスしたら止まらなくなるから我慢してたのに…もう遅いよ」
「………」
──そんな事言ったって!

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