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秘密のキスは蜜の味【完結】
第26章 愛すればこそ
狭いベッドに潜り込んで葉瑠を抱き寄せた。
暫く顔を眺めてると…ん?あれっ、
鼻がピクッ…って!起きてんな。
葉瑠の鼻を摘まんで「こらっ狸寝入りだな」
プハァ…キャハハハ「なんでわかったの?」
分かるわ。鼻がピクピクしてるから!
大人しく寝ない子はお仕置きしなきゃな…覚悟しろよ。
「え~なに?お仕置きって」
早く寝かしてやらなきゃいけないんだけど、葉瑠とこうしてんのが楽しくて、つい!
そうだな15分のマッサージ。
「え~鏡也君がマッサージとか…絶対エッチなマッサージでしょ?」
なに言ってんだよ!
葉瑠が俺にマッサージするんだよ。
「え?なんで私が?」
葉瑠はキョトンとしてるけど、葉瑠のお仕置きなんだから葉瑠がするに決まってるだろ?
「そうだけど~」
期待してたんなら俺がやってもいいけど
ほらっやって!首が凝ってしょうがないんだよ。
うつ伏せに寝転ぶと俺の背中に飛び乗って来た。
ドスッ!「うっ」
葉瑠…もっと俺を労って!
こう?
う~ん。もっと力入れて「えっもっと?」どう?
うんいいよ!あと10分な。「もうっ」
「もういいんじゃない」ん?あ~。
気持ちよくてついウトウトしてた!
全力でやったんだろう…両手をぶらぶら振ってる葉瑠が子供みたいで可愛いわ。
クスッ
「疲れちゃったよ」じゃ腕揉んでやろ~か?
人が親切で言ってるのに葉瑠は疑いの目で俺を見る。
「失礼だな葉瑠は、今日はしね~よ」えっ?
ほらっ寝るぞ!
葉瑠に背中を向けて横になった。