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秘密のキスは蜜の味【完結】
第26章 愛すればこそ
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もう日付も変りそうな時間だけど、明日葉瑠に逢う前に…ヒロちゃんに相談しようと思って店まで来た。
カランカラン
「鏡也ずいぶん遅いな、今帰りか?」あぁ~
出張から戻ったらすぐ報告しろって言われてたから、そのまま会社に直行だよ。
「そうか疲れてんのに大変だな」
「あっそうだ、葉瑠ちゃん奥の『あっ鏡也君だ』
へ?……洋子さん。居たの?
「あらっいけなかったの~ここにいたら」
違う違う。ちょうどトイレから出てきた洋子さんに捕まった!……ずいぶんご機嫌だな。
洋子さんはそのままグラスを出すと俺の横に座って飲みだした!
暫くすると…「あっ!やだ忘れてた、連れがいたのよ」ウフッ、鏡也君あとでね!そう言って奥の席へ移って行った。
一人じゃなかったのかよ!
結局ヒロちゃんも忙しそうで話が中断したまま俺は一人で飲み始めた…
だいぶ客足も落ち着いたな…ヒロちゃんが漸くカウンターに戻って来た!
「鏡也、悪かったな」いや大丈夫。
「出張は例の件か?」
「ああ!」
どうなった…大丈夫なんだろ?
「……ん~会社はね、俺は、やっぱ決まったよ」
「……そうか!その話まだ葉瑠ちゃんには言ってね~のか?」
コクン……
「早くしね~と」
わかってるよ。
遠藤が葉瑠に余計なこと言ったみたいで葉瑠が不安になってる。
『どこにも行かない?』って聞かれたよ。
「お前はなんて………」
行かないよ!って答えたけど……
ああでも言わないと、俺が帰るまで葉瑠は一人で悩むだろうから。
もう日付も変りそうな時間だけど、明日葉瑠に逢う前に…ヒロちゃんに相談しようと思って店まで来た。
カランカラン
「鏡也ずいぶん遅いな、今帰りか?」あぁ~
出張から戻ったらすぐ報告しろって言われてたから、そのまま会社に直行だよ。
「そうか疲れてんのに大変だな」
「あっそうだ、葉瑠ちゃん奥の『あっ鏡也君だ』
へ?……洋子さん。居たの?
「あらっいけなかったの~ここにいたら」
違う違う。ちょうどトイレから出てきた洋子さんに捕まった!……ずいぶんご機嫌だな。
洋子さんはそのままグラスを出すと俺の横に座って飲みだした!
暫くすると…「あっ!やだ忘れてた、連れがいたのよ」ウフッ、鏡也君あとでね!そう言って奥の席へ移って行った。
一人じゃなかったのかよ!
結局ヒロちゃんも忙しそうで話が中断したまま俺は一人で飲み始めた…
だいぶ客足も落ち着いたな…ヒロちゃんが漸くカウンターに戻って来た!
「鏡也、悪かったな」いや大丈夫。
「出張は例の件か?」
「ああ!」
どうなった…大丈夫なんだろ?
「……ん~会社はね、俺は、やっぱ決まったよ」
「……そうか!その話まだ葉瑠ちゃんには言ってね~のか?」
コクン……
「早くしね~と」
わかってるよ。
遠藤が葉瑠に余計なこと言ったみたいで葉瑠が不安になってる。
『どこにも行かない?』って聞かれたよ。
「お前はなんて………」
行かないよ!って答えたけど……
ああでも言わないと、俺が帰るまで葉瑠は一人で悩むだろうから。