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秘密のキスは蜜の味【完結】
第27章 愛すればこそ②……
──////
葉瑠はうちに置いてある部屋着を着てクローゼットを物色中だ。
「鏡也君…今日Tシャツにジーンズしかないよ」
そうか昨夜はヒロちゃんの店からそのまま連れて来ちゃったからスーツのままだ。
「いいよスーツで」え~遊びに行くんでしょ?
「俺もスーツ着るから、それならいいだろ」
スーツ来たカップルが遊んでたら仕事さぼってデートしてるみたいで新鮮かもよ。
「なに、それ」
いいんだよ!じゃ行ってくるから飯頼むな。
あっそれと…眼、冷やしとけよ。
「えっ?ちょっと鏡也君…どこに行くつもりなの」
「ナイショ」
行ってくるよ。
バタン。
ふぅ…ダメ教えないよ!
言ったらまた…葉瑠は泣いちゃうから。
****
ピンポン…ピンポンピンポンピンポン
ガチャ。──「お前なぁ、いい加減にしろ」
悪いヒロちゃん!車貸してくれ。
「俺さっき寝たばっかなんだぞ」
だからごめんって!
後でゆっくり寝てくれていいから。
「で、なんのようだっけ?」
車だよ!明日まで貸してくれ。
車のキーなら洋子から貰えばいいだろ!
洋子さんどこにいるんだよ。
「ん?あ~そう言えばさっき出掛けたな」
なんだよ。寝ぼけてんのか
「…でどこ行くんだよ」ナイショ。
「葉瑠ちゃんも一緒なんだろうな」
「もちろん」
「夕べ話したんだろ?葉瑠ちゃんどんな様子だ?」
無理して笑ってる。って言うか俺が笑わしてる!
「やっぱ一緒には行けないって言ってんのか?」
「いや!連れてって、ってすげ~泣かれたよ……」
「なんだ、じゃ心配することなかったな」
葉瑠はうちに置いてある部屋着を着てクローゼットを物色中だ。
「鏡也君…今日Tシャツにジーンズしかないよ」
そうか昨夜はヒロちゃんの店からそのまま連れて来ちゃったからスーツのままだ。
「いいよスーツで」え~遊びに行くんでしょ?
「俺もスーツ着るから、それならいいだろ」
スーツ来たカップルが遊んでたら仕事さぼってデートしてるみたいで新鮮かもよ。
「なに、それ」
いいんだよ!じゃ行ってくるから飯頼むな。
あっそれと…眼、冷やしとけよ。
「えっ?ちょっと鏡也君…どこに行くつもりなの」
「ナイショ」
行ってくるよ。
バタン。
ふぅ…ダメ教えないよ!
言ったらまた…葉瑠は泣いちゃうから。
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ピンポン…ピンポンピンポンピンポン
ガチャ。──「お前なぁ、いい加減にしろ」
悪いヒロちゃん!車貸してくれ。
「俺さっき寝たばっかなんだぞ」
だからごめんって!
後でゆっくり寝てくれていいから。
「で、なんのようだっけ?」
車だよ!明日まで貸してくれ。
車のキーなら洋子から貰えばいいだろ!
洋子さんどこにいるんだよ。
「ん?あ~そう言えばさっき出掛けたな」
なんだよ。寝ぼけてんのか
「…でどこ行くんだよ」ナイショ。
「葉瑠ちゃんも一緒なんだろうな」
「もちろん」
「夕べ話したんだろ?葉瑠ちゃんどんな様子だ?」
無理して笑ってる。って言うか俺が笑わしてる!
「やっぱ一緒には行けないって言ってんのか?」
「いや!連れてって、ってすげ~泣かれたよ……」
「なんだ、じゃ心配することなかったな」