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秘密のキスは蜜の味【完結】
第27章 愛すればこそ②……
葉瑠は連れてかないよ…連れてけるわけね~だろ。
葉瑠にはさ俺のために会社辞めて後悔させなくないからさ!
「はっ?、え!お前、じゃどうすんだよ。せっかく葉瑠ちゃんがそう言ってくれたんだろ」
俺一人で行くよ!
「なんでだよ連れてけよ、お前だってその方が」
「そんな簡単にいくかよ」
「知らね~ぞどうなっても」
なんだよそれ!
葉瑠ちゃんを狙ってるヤツは店の客の中に何人もいるんだぞ。お前知らね~だろ。
え?……
店じゃ誰とでも仲良く話すから、みんな葉瑠ちゃんの事好きになっちゃうんだよ!
「………!!?」このオッサン。
俺が不安になるような事をペラペラと……
葉瑠はヒロちゃんの店に来るヤツはみんないい人だって思ってる。
だから、誰とでも仲良くしようとするんだよ。
そ、んときはヒロちゃんが…葉瑠を守ってくれよ。
頼むから!
「葉瑠ちゃんが俺の店にいる時はいいけど、一歩外に出たら俺は葉瑠ちゃんを守ってやれね~ぞ」
わかってるよな?って……そんな脅かすなよ。
わ、わかってるわそんなこと。
だからこれから……
「早くキー貸してくれよ。葉瑠が待ってるから」
「ホラよ。………鏡也……」なっなんだよ!
キーを受け取って玄関を出ようとすると俺の顔をじっと見て何かまだ言いたそうにしてるから…ゴク
「…………!!!」
「ま~頑張れ」おっ、おう。
じゃあな!
なんだよそれだけ言うのに、ためてから言うんじゃね~よ…まったく人を散々脅かしといて…
最後に頑張れって言われたって……
もちろんやれることはやっとくさ!