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秘密のキスは蜜の味【完結】
第27章 愛すればこそ②……

「さぁ…葉瑠泣いてないでケーキ食べるわよ」

コクコク うっん。グスッ
「葉瑠ごめんな、ビックリさせて…ほらっ」
鏡也君はハンカチで涙を拭いてくれる!

「グスッ、ほん…と、ビックリ…したょぉ」
「うんごめんな」

「だから、グスッ、スーツで…来たの?」
それはたまたま……でも私が服がないって言ったからちょうど良かったんだって!

「葉瑠、来てよかっただろ?」コクン…うん。

鏡也君に涙を拭かれながらそんな会話をしてると…「仲良しね」ってお母さんが…

「鏡也君…優しいのはいいけど、あんまり葉瑠を甘やかしたら後が大変よ!」

「アハハ、そうですね」

グスッ、大丈夫だよぉ~。


あれっ、そういえば…お父さんは?
さっきまで、ここにいたのに…どこ行ったの?

「顔洗いに行ったんじゃない」
顔?何で今……


カチャ「葉瑠、鏡也君…ケーキ食べるぞ」

洗面所から戻って来たお父さんを見ると…眼が真っ赤になっていた……

…お父さん泣いてたの?

「お父さ「葉瑠…」
鏡也君が首を振りながら眼でアイコンタクト……

分かってるけど、お父さんの顔見たら……グスッ
せっかく止まった涙がまた溢れてくる。

見ないフリ見ないフリ!

時々、溢れそうになる涙を指で拭いながら…お父さんが見えないように下向いてケーキを食べてたんだけど…

ダメだ、泣きそ──グッ……

だって!
お父さんが下を向いて何度も鼻を啜るから……

「葉瑠…悪い。車に携帯忘れてきたから取って来てくれる?」グスッ、うん行ってくる!

鏡也君…ありがと

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