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秘密のキスは蜜の味【完結】
第27章 愛すればこそ②……

葉瑠…風呂入るぞ。って!うっうん、

横目でチラッと鏡也君を見ると笑ってる…えっ、
なんだ怒ってなかったの?

「葉瑠?会社行ったら、アイツに俺の事ちゃんと言っといて」

アイツって鏡也君が言う時は部長の事だよね?
なんて言うの?


「今日から葉瑠は、俺のなに?」
なにって……

なに?「はっ?」あの、だって何て言うの?
「鏡也君の……彼女、恋人」うん、後は?
「あとは~」


「葉瑠は俺が貰ったんだぞ」うん、そうだね!

「さっきプロポーズして」うん。
「葉瑠はオッケーしてくれたよね?」うん。

…って事はどういう事なのかわかるだろ?

わかるけど…なんか恥ずかしくて。。。。


「こっ…婚、」うんうんあとは……?


「婚約者!!」

ギュツ……もう、恥ずかしくて顔が熱くて鏡也君にしがみついちゃった!

「そっ!そう言っとくんだぞ、絶対言えよ」



*****
もう小さなヤキモチは妬かないよ!

俺と葉瑠は婚約したんだ。
葉瑠の口からアイツに報告させれば心配いらないだろ。

貴重な3週間を無駄にしないように今日一日で出来る限りの事はやったな!

身体は疲れてるはずなのに頭はスッキリしてて心地良い。

「さっ葉瑠、風呂入ろ……あれっ」いない!


───//
バタン!
あっ!なんだよ、いないと思ったら

「あっやっと来た」

なんで一人で先に風呂入ってんだよ。
もう身体洗ってんじゃん…

何度も声掛けたのにぼーっとしてるから先来ちゃった…って!

「待って俺も入るから」

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