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秘密のキスは蜜の味【完結】
第6章 ダメなのに惹かれてく
「あぁ、もう…ダメって、言った…」
「はぁ葉瑠が裸で…目の前にいるのに…我慢なんて出来るわけ…ないだろ?」
「んっ……はぁ…あっ……」
「はぁはぁ─葉瑠…たまんない」───
「んっ…ずっとこうして…いたぃ」
結局また風呂場で散々葉瑠を苛めて部屋に戻った…
***
あ~駄目だぁ! また暫く葉瑠に逢えなくなると想ったら我慢が出来なくなった──
こんなにドップリ嵌まるとは……俺、大丈夫かぁ?
あの後風呂でフラフラになった葉瑠を抱いて部屋に戻ったが、裸でグッタリする姿を見たらまた欲情して覆い被さってしまった……
「もうダメ!これから仕事なのに…しつこい人嫌い」
すごい剣幕で怒られた!
「そんな事言うなよ!マジでへこむからやめて」
シュン─〝嫌い〟って好きだとも言われた事ないのに─
葉瑠は俺への気持ちを口に出した事なんかないだろ
〝好きになりそう……〟これだけだ!
はぁ~葉瑠には実際に彼氏がいるわけで!
人からみたら葉瑠が俺を二股してるって事になるよな?
俺がそうさせてるんだけど──
そんなことがいつまで続くか分からないのに、葉瑠がそんなの耐えられるんだろうか?───
泣くのが目に見えてるけど俺は葉瑠を手放す事が出来そうにないよ!