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秘密のキスは蜜の味【完結】
第27章 愛すればこそ②……
「あっほんとだ『おう~葉瑠ちゃ………!?お前らなにやってんだよ』
「なにヒロユキどうしたの?……あらやだ」
へっ?あっ違…ぅ!ヒロちゃんと洋子さんがリビングから覗いてる……
咄嗟に葉瑠の胸から手を引いたけど、ヤベッ!完全に見られた。
葉瑠は焦って顔を真っ赤にしながら必死に言い訳してるし…
「違うの、心臓がドキンドキンって凄いから鏡也君に教えてあげようと思って─それで手を…胸の上に置いて……」
どうしていいか困ったんだろう、俺のシャツを掴んで顔を見上げてくる。
そしたらこのエロオヤジが……
「鏡也、わざわざ人ん家来て胸触って…なに考えてんだ!そんなに俺に見てほしいのか?」そう言いながら…俺達の目の前までやって来た。
「ほらっ見ててやるからやってみろ」
完全に葉瑠をからかって遊んでんな?
俺の顔見て笑ってるし!
「んっ~ヒロちゃんの意地悪」
あ~ぁ!まったく。
俺は目の前の葉瑠をギュッって抱きしめてやった……
「そんなの見せるわけね~だろ…なっ葉瑠?…」
「あっちょっと鏡也君ってば……」
俺が堂々とこんなことするから葉瑠は焦って離れようとしてる……
「ヒロユキったら、いい加減にしなさいよ」
「鏡也君も…ヒロユキに付き合わなくていいのよ!葉瑠ちゃん困ってるじゃないの」
「「あっ、は~い」」
やべぇ、洋子さんに怒られた!
「ヒロちゃんがくだらない小芝居するから俺まで怒られたじゃね~か」
「はっ?鏡也が勝手に乗って来たんだろ~」
「ちょっとやだお芝居だったの?」
アハハ…ごめんごめん!
ちょっと俺も遊んじゃったわ