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秘密のキスは蜜の味【完結】
第27章 愛すればこそ②……
「ところでなんだよ話があるんだって?ま~聞かなくたって大体分かるけど…」
俺と葉瑠の様子を見て何となく分かったみたいだけど…
葉瑠は相変わらず天然だから
「え~なんでわかるの?鏡也君もう話した?」
いや言ってないよ。
眼の前でこんなにイチャイチャされたら、そりゃ分かるわって!
「葉瑠ちゃん、鏡也と一緒に行く事にしたんだろ?」
ううん違うの……実はね…
「俺、昨日…葉瑠を貰いに行ってきた」
「「……えっ?//」」
ヒロちゃんと洋子さんが固まってる!
♪もしも~し聞いてますか~?
ヒロちゃ~ん洋子さ~ん……♪
「あっえっと、それって……結婚するってこと?」
それはまだなんだけど……「ん?違うの?」
「なんだ、どういうことなんだよ」
少し照れくさいけどこれからの事を二人にも知っててもらわないと…お願いもあるし
実は昨日二人で名古屋に行ってきたんだ……
「名古屋って葉瑠ちゃんの……うんそれで?……」
それで……
ここまで言って急に恥ずかしくなってきた。
洋子さんがすげ~勢いで身を乗り出して俺の言葉を待ってるから……
洋子さんそんなに乗り出さなくてもいいんじゃね?怖いわ。
「なによ早く言いなさいよ。もったいぶって」
すると葉瑠が俺に助け船を出してくれた!
あっあの鏡也君がね!
お父さんにこう言ってくれたの。
「えっとぉ…葉瑠を俺に貰えませんかって!キャッ」
葉瑠は言ったあと両手で顔を隠して下向いてるし
「……へっ!?……キャー鏡也君…そんなカッコイイ事言ったの?」
バシバシ!「痛って」