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秘密のキスは蜜の味【完結】
第28章 寂しいけど頑張るから

有り難いけど…送別会なんて、もうすぐ転勤って感じがするな。

あっそうだ…「葉瑠…洋子さんが英美ちゃんにも来れるか聞いてみるってさ」

「えっそうなの?来れるかな~逢いたい…」

もう蒼士の首もすわる頃のようだけどな
蒼士が来れば場が和むから葉瑠にはいいんだけど。

洋子さんが……
〝葉瑠ちゃん絶対泣いちゃうから、蒼士君を連れてくるように英美ちゃんにお願いするから〟って!

みんな俺の転勤よりも、ここに残る葉瑠の事を心配してくれる……
いろいろ不安もあるけど仲間が大勢いるから助けてくれるだろ。

週末はゆっくりしたいからもう少し片付けとくか!

「葉瑠…もう少し片付けちゃうからさ」
もう眠いんだろ、先に寝てな……ブンブン

「手伝う」
そうか?じゃあ洋服を頼むよ。俺はここをやってるから

くっ付いてるとまた進まなくなるから少し離れよう……。

───//
俺は身の回りの物があれば何とでもなる……

持ってく荷物より置いてく物の方が多そうだ。
さてこれをどうするかだな?

俺の物より葉瑠の荷物や二人で買い揃えた物の方が多くなってる。
いつの間にか…ここは二人の部屋になってたんだな

これはいずれまた使うから葉瑠の部屋に持ってこう。


よし今日はこのくらいでいいだろ…葉瑠の様子を見にいくと………あっ、クスッ…やっぱり

ベットに凭れて寝てるじゃん…

しかも俺のシャツを大事そうに抱えてる。

そっと葉瑠をベットに下ろしてやった!
抱えたシャツを取ろうとしたけど握り締めてるから…

いっかこのままで……

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