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秘密のキスは蜜の味【完結】
第28章 寂しいけど頑張るから

ヒロちゃんは昔の常連さんも送別会に呼びたいみたい、鏡也君と何やらずっと話してる。

ウフッ…あっそうだ…いいこと思い付いた…
よし今のうち…

「鏡也君…?」ん?チュッ……「あっ」

ほらっ、鏡也君…驚いてる!フフフッ…さっきの仕返し

鏡也君は私の不意打ちに弱いから、私が積極的に迫ると戸惑っちゃうんだよ!

こんなこと言うと怒られるけど…可愛いの。ウフッ

「鏡也君…なにビックリしてるの?」

〝葉瑠ちょっと今電話中だから〟 うん知ってる。

強引に鏡也君の膝に跨がって首筋にキス。

〝あっ、ちょっ…と〟
焦ってる、ウフッ……携帯を押さえて
〝葉瑠あとで…なっ?〟

…ダメだよ今じゃなきゃ!

私の事好き?コクコク…「ダメちゃんと言って?」

ブンブン……じゃ好きじゃないの?

「えっと、ヒロちゃんちょっと待って」
「愛してるよ」

「あ~悪い、でなんだっけ?」
あっ……クスッ。鏡也君ったら……もぅっ

〝鏡也君…キスして〟身元で囁くと、ダメって首を大きく振る。フフフッ

首に手を回し口を突き出したのに顔を横に逸らされちゃった…

あ~ダメ~こっち向きなさい!
両手で鏡也君の顔を固定して唇を押し付けた。

……チュッ……ウフッ

ビックリして固まってる…

フフフ…鏡也君のYシャツのボタンを外そうとすると私の手を掴んで抵抗する。

〝葉瑠……コラッ、ヤメロ〟 ウフフ

ヒロちゃんと話ながら眉間にシワを寄せて私に怒って見せるけど……

ぜ~んぜん恐くないもん。

フフフッ……楽し!
じゃいいよ…私が脱ぐ。「えっ?」

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