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秘密のキスは蜜の味【完結】
第6章 ダメなのに惹かれてく

あっ…怒ってる!睨まれちゃった
どうしよ!

すると鏡也君…みんなに聞こえるように
「今日逢う約束してた奴がいたんだけどさぁ、スッポかされたんだよ」

連絡ずっと待ってたのにさぁ─って


それは私…ですよね?

鏡也君の言葉を聞いたヒロちゃん
「あ~この前連れてきた女かぁ?それともその前のヤツかぁ?お前いろんな女と遊んでっから自業自得」

「──!─」
え?…そんなにいろんな人とここに来てるの?

鏡也君はというと…固まってる!

「へぇ~鏡也君はいろんな女の人と遊んでるんだぁ!
じゃあまた別の人と遊んだらいいじゃないですか?」

そう私が言うと
「おぃヒロちゃん何の事言ってんだよ。今日の約束の相手はおっ…男だから、勘違いすんなよ」

鏡也君が慌ててる。


ふ~ん。そうですか?

「あっ私そろそろ帰ります!今なら次の電車乗れそうなんで」
ヒロちゃん、英美ちゃん、真司君に挨拶して席を立った。

「ご馳走さま~‼じゃまたね!」

「鏡也君昨日はありがとうございました」

ってものすごく丁寧に挨拶して、出口に向かう……


すると鏡也君が……急に
「あっメールが来たわ。今からかよ!ったくしょーがね~な」
何よわざとらしい。

「俺も帰るわ、葉瑠ちゃんついでに駅まで送るよ」
そう言って鏡也君が私の後を追い掛けて来た!

なんかこれって昨日と同じ展開じゃない?

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