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秘密のキスは蜜の味【完結】
第28章 寂しいけど頑張るから

「もし1年で帰って来られなかったらどうする?」

「えっ?……わかんないよ」
もしかして長くなるの?って……

葉瑠が不安そうな顔をするからそれ以上言えなくなった!
そう言う訳じゃ…ないけど…
「1年だって長いのにあんまり考えたくない」

そうだよなごめん。

「鏡也君…」
葉瑠?どした?
急に抱き付いてきた─

「ごめんね…一緒に行けなくて」

なんで葉瑠が謝るの…葉瑠のせいじゃないだろ?
もう何度も話して納得したんじゃなかった?

でも……

「葉瑠…?1年頑張ろう。俺…絶対1年で帰ってくるから…なっ?1年なら待てるんだろ?」

1年…精一杯やってみるから、それ以降の事は今は考えないでおこう!

「私も仕事頑張って早く一人前になるから……鏡也君も早く立て直して帰って来てね」

あ~頑張ろうな。
戻ってきたら…葉瑠にドレスを着せてあげるから…


****
風呂から出た後…いつものようにソファで寛いでいると葉瑠は黙って俺の膝に入ってきた!

この1週間、葉瑠なりに精一杯明るくしてくれてたけど…さすがに今日は口数が少ない。

「葉瑠…今日は元気ないじゃん」
「ん?そんなこと、ないけど……」

当然だよな、この部屋で過ごすのも今日が最後だ。

「葉瑠?明日はさぁ俺一人で行くから…送らなくていいよ」

「へ?やだっ、なんで?」

だって葉瑠泣いちゃうだろ?
見送りはみんな断ったから誰も来ないし…帰り一人だぞ!
俺が行った後、空港でずっと泣いてるかと想ったら俺も辛いから

それに葉瑠がいたら俺、行きたくなくなるよ。

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