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秘密のキスは蜜の味【完結】
第28章 寂しいけど頑張るから
俺のシャツを掴んだまま必死に涙を堪えてる姿を見てたら…葉瑠を置いていくことへの後悔で苦しくなった。
「はるっ、ぅん…葉瑠」
泣いてる葉瑠の後頭部を押さえて唇を押し付けたら、込み上がる感情がもう抑え切れなくなった。
「ハア、ハア…はるぅ…泣くな」
「ァッ…んっ、きょ、ぅやくっ、ウッ─グスッ─」
歯列をなぞり咥内を舌で搔き回した。瞑った眼からは涙が次々に溢れてくる。
頬の涙を指で拭いながら身体を抱き締め、差し入れた舌で咥内をなぞり続けた。
ンッ、ンッ、アァ…ハァ……
身体中を撫でながら執拗に葉瑠の舌を追い掛ける!
何度も角度を変え息継ぎする暇も与えないほど激しく繰返した。
葉瑠はそれに応えようと必死に舌を絡めてしがみついてくる。
んっ…んっ…
コプッ、コプッ、
大きく口を開き重なりあった唇の隙間から空気が洩れる──
籠る吐息とくちづけの音……激しく絡ませあった音が脳内に響き大いに二人の気分を高めてくれた!
口から溢れる唾液を舐めとり舌を絡めながら逸る気持ちでシャツのボタンを外していく。
「ハァハァ、鏡也君………」
んっんっん
全開になったシャツをそのままに葉瑠のシャツに手を入れ下着の上から胸を何度も揉み解す!
「んっ、はぁ、っ…」
「はぁ、葉瑠…愛してるよ…」ハァハァハァ
「鏡也君…私……グスッ」
分かってる、ごめんな俺がカッコつけて葉瑠を置いてく事に決めたから…葉瑠に寂しい思いさせて。
一緒に行きたいって言われたのに…ほんと俺は大バカだよ!