この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
秘密のキスは蜜の味【完結】
第29章 私たちの場所

でも、みんな…鏡也、鏡也って言わないでほしい…
逢いたくなっちゃうから。

「よし葉瑠ちゃん、今日はたくさん飲んで寂しいのなんて吹き飛ばせ」

「そうだそうだ葉瑠ちゃん飲みな…」

ヒロちゃんが私のお気に入りのカクテルを作ってくれた…
「はい葉瑠ちゃんはいつものな」

うんありがと「いただきま~す」

もうすぐ年が明ける。。

今年はいろいろあったな…私が本社勤務になってやっと遠距離が終わったのに…

今度は鏡也君が転勤になって…

また遠距離で1年の我慢…
まだ1ヶ月半しか経ってないよ?……


「ほら葉瑠ちゃん、カウントだぞ」あっうん。


「「「5・4・3・2・1・おめでとう~乾杯」」」
イエ~イ!!*☆♪。.:*:・'°☆

年…明けちゃった……

鏡也君はまだ電話出来ないね!

ライヴが終わってもすぐには帰れないよねきっと……

『明けましておめでとう』ってメールだけしとこうかな?
そしたら返信が来るかも。

メールを打ってカクテルを一口、うん美味し!

ここでお酒を飲むと無意識に鏡也君を捜しちゃう。

そう言えば…カウンターの下で指を絡めて洋子さんにバレちゃった時があったな!

送別会の日はお手洗いの前でキスまでしちゃって……

いつでもここに来れば鏡也君の気配がして…二人で手を繋いでここからマンションに帰るのが嬉しかったのに──今日はひとりだ。

ほんとなら今頃は、札幌で鏡也君と過ごしてたのに!

カクテルなんか飲んだから……余計に寂しくなって恋しくなる。

でも飲まなきゃ寂しくていられない!

/1073ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ