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秘密のキスは蜜の味【完結】
第29章 私たちの場所
ううん、ここがいいの!
いつも鏡也君がいるところがいい……
「おいで」……風呂が沸くまでくっ付いてよ?
向かい合うように膝に乗せて両手を包んでやった。
ハァ~‼
「まだ冷たい?」
「ううん……大丈夫」クスッ
葉瑠がその様子をじっと見てるから─
チュッ。……「あっ、チューした」クスッ、
うん。可愛い顔して見てるから…ダメだった?
「可愛い過ぎなんだよいつも」ギュッ。
葉瑠を抱き寄せ頬をすり寄せる。
キャハッ……擽ったい!──
その時───
〝あ~そ…こ、っ…いい~〟 「「ん?」」
〝ここか?……ほ、らっ、気持……ち、い、か?〟
「鏡也君…なに?」
はぁ~隣だ!おっさんまた女連れ込んでる!
だから葉瑠をここに泊めたくなかったんだよ。
〝い~いぃあ~すご、ぐぁ~〟
〝お、い…デカ、ィ声、出、すな〟
「………!?」葉瑠は驚きすぎて固まってる。
「いつも、こうなの?」たまにな!
おっさん40代半ば位だと思うんだけど週に1.2回は女が来る。で女が来るといつもこうなるんだよ!
****
くそっ、おっさんのせいで……!
「凄かったね昨日眠れなかった」
〝ほらっ、どう、だっ…いい、だろ〟
〝もっと…グァ、もっと…ハァハァ、突ぃてぇ~〟
声デカ過ぎだし…まさに野獣だな。
せっかく葉瑠がいるのに…俺達が盛り上がると雄叫びが聞こえてきて、すっかり俺の息子も萎えちまった…
「葉瑠…ごめん俺、今日はムリそう」
あんなの聞いたら、さすがの俺もそんな気分にはなれね~よ。
葉瑠は…頼むからあんな風にならないでな?