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秘密のキスは蜜の味【完結】
第29章 私たちの場所
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「鏡也君…次はどこ行く?ショーもあるみたい」
葉瑠は珈琲を飲みながら雪まつりのパンフレットを食い入るように眺めてる。
「ん?そうだな~」
二人で顔を寄せて相談してたんだけど…
「あっ鏡也さんやっぱり来てたんですね?」
「「………!?」」へ?あ~山下さん。
「さっき支店長にも会いましたよ」
やっぱり地元だからみんな楽しみなんだな。
「あの~隣は鏡也さんの彼女さんですか?」
ん?あ~まぁ~ね!
あっ葉瑠に紹介しなきゃ…同じ部署の山下さんだよ…
「山下茜って言います」
「あっ私は宮下葉瑠です、いつも鏡也君がお世話になってます」
「葉瑠さんって……可愛いですね」
へ?いえそんな…クスッ、
そうだろ~やっぱ分かる?
「良かったな…可愛いってさ」
「そんなことないよ」
ちょうど良かったよ。葉瑠を紹介出来たし…これで手作り弁当も無くなるだろ!
それなのに……
山下のやつ……爆弾落としてきやがった!
「葉瑠さん何で鏡也さんにお弁当作ってあげないんですか?ヤキモチ妬くなら作ってあげたらいいのに」
おい何言ってんだよ。「えっ?」
「じゃさよなら」
言いたいことだけ言って逃げるなコラッ!
「どういうこと?」あっ、実は─
別に隠すこともないから正直に話したんだけど…
〝そっかごめんね…〟って!
何で葉瑠が謝るの?
「私が作ってあげられないから……」
いや俺が先に言えば良かったよ。
遠距離なのが知れてグイグイ来られたら面倒だと想って……
ごめんな葉瑠が酷い彼女みたいに想われて……
「鏡也君…次はどこ行く?ショーもあるみたい」
葉瑠は珈琲を飲みながら雪まつりのパンフレットを食い入るように眺めてる。
「ん?そうだな~」
二人で顔を寄せて相談してたんだけど…
「あっ鏡也さんやっぱり来てたんですね?」
「「………!?」」へ?あ~山下さん。
「さっき支店長にも会いましたよ」
やっぱり地元だからみんな楽しみなんだな。
「あの~隣は鏡也さんの彼女さんですか?」
ん?あ~まぁ~ね!
あっ葉瑠に紹介しなきゃ…同じ部署の山下さんだよ…
「山下茜って言います」
「あっ私は宮下葉瑠です、いつも鏡也君がお世話になってます」
「葉瑠さんって……可愛いですね」
へ?いえそんな…クスッ、
そうだろ~やっぱ分かる?
「良かったな…可愛いってさ」
「そんなことないよ」
ちょうど良かったよ。葉瑠を紹介出来たし…これで手作り弁当も無くなるだろ!
それなのに……
山下のやつ……爆弾落としてきやがった!
「葉瑠さん何で鏡也さんにお弁当作ってあげないんですか?ヤキモチ妬くなら作ってあげたらいいのに」
おい何言ってんだよ。「えっ?」
「じゃさよなら」
言いたいことだけ言って逃げるなコラッ!
「どういうこと?」あっ、実は─
別に隠すこともないから正直に話したんだけど…
〝そっかごめんね…〟って!
何で葉瑠が謝るの?
「私が作ってあげられないから……」
いや俺が先に言えば良かったよ。
遠距離なのが知れてグイグイ来られたら面倒だと想って……
ごめんな葉瑠が酷い彼女みたいに想われて……