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秘密のキスは蜜の味【完結】
第29章 私たちの場所
うんやっぱり今はここが私達の場所…三日間だけの期間限定だもん存分に味わなきゃ。
って言っても私は明日から仕事が始まっちゃうんだけど、せっかく鏡也君がいるのにどこにも行けないね…
「明日休んじゃおっかな仕事」
だって鏡也君お家で1人だよ?寂しくない?
そしたら鏡也君に叱られちゃった。
「仕事頑張るって約束しただろ?じゃなかったら俺が一人で札幌に行った意味ないじゃん」
そっか!そうだったごめんなさい。
鏡也君は〝待ってるから仕事が終わったら早く帰っておいで〟って言ってくれた。
うん。今日は鏡也君に甘えてもい?
顔を上に向けられて鏡也君と私の鼻が触れ合った
「今日だけでいいの?」えっ?ブンブン違った明日もあさっても……
クスッ…僅かに触れる唇を感じながら眼を閉じると鏡也君の優しいキスが落ちてきた。
それは徐々に深くなって…鏡也君の唇が首筋に移動して私の身体を撫で始める…
「ぁん、鏡也君…ちょっと、待って」
まだ荷物もそのまま…片付けなきゃ…
鏡也君を制止したけど…
ん?うん、もうちょっとだけ。って!
「ほらっこっち向いて」
すぐに鏡也君に向き直されて唇を甘く噛まれる。
「チュッ、ぅん…」
待って!そう言ったって鏡也君のキスに敵うわけないの…
すっかりキスに夢中になってるといつの間にかセーターまで脱がされて
「シタくなった?」
鏡也君にこのまま身を任せようとしたのに……
「クスッ…さてここまでにしとこ。続きはまた後でな」
へっ?もうっ人をその気にさせといて……
鏡也のバカッ!