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秘密のキスは蜜の味【完結】
第29章 私たちの場所
──//
「やだ、時間がないょ、鏡也君…行ってくる」
「転ばないように気を付けろよ」うん。
仕事に向かう葉瑠を玄関で見送ってやる。
やっぱり朝起きれなくて、こうしてバタバタしてんだよ。ま~それは俺のせいだけど!
慌ててヒールを履いてそのまま玄関の外へ飛び出していった。
バタン。
は~あんなに慌てて行ったけど大丈夫か?
ヒールだし足に力が入らないって言ってたから転ぶんじゃね~かな─送ってやれば良かったかな─
多少心配にはなるけどあんまり甘やかしてもな。
〝甘やかしたらあとが大変よ〟
お袋さんにも言われてるし……
さて葉瑠も送り出したしゆっくり珈琲でも飲むとしよう……
バタン「鏡也君…」へっ?…
どしたやっば転んだ?今、出たばっかだぞ。
振り返ると息を弾ませた葉瑠が立ってるから……
「擦りむいた?どこが痛いの」違う
携帯忘れちゃった!──はっ?
仕事終わったら迎えに行くって俺が言ったから…携帯がないと困るって……
はぁ~慌てるとろくな事ないぞ…今日はタクシーで行ったら?
「そっかじゃそうする」
ギュッ…
それで安心したのか無邪気に抱きついてくる
タクシーで行くならチュー出来るね…って
またそんな可愛いこと言って……
甘える葉瑠がうまいのか、それとも甘やかす俺が悪いのか……まったく困った二人だな!
チュッ……ウフッ
「あっ鏡也君が好きな香水付けるの忘れた」
んっ?ダメ。あれは俺に逢うときだけにして!頼むからそれだけは約束して!
「返事は?」
「うっ、うん…分かった」
「やだ、時間がないょ、鏡也君…行ってくる」
「転ばないように気を付けろよ」うん。
仕事に向かう葉瑠を玄関で見送ってやる。
やっぱり朝起きれなくて、こうしてバタバタしてんだよ。ま~それは俺のせいだけど!
慌ててヒールを履いてそのまま玄関の外へ飛び出していった。
バタン。
は~あんなに慌てて行ったけど大丈夫か?
ヒールだし足に力が入らないって言ってたから転ぶんじゃね~かな─送ってやれば良かったかな─
多少心配にはなるけどあんまり甘やかしてもな。
〝甘やかしたらあとが大変よ〟
お袋さんにも言われてるし……
さて葉瑠も送り出したしゆっくり珈琲でも飲むとしよう……
バタン「鏡也君…」へっ?…
どしたやっば転んだ?今、出たばっかだぞ。
振り返ると息を弾ませた葉瑠が立ってるから……
「擦りむいた?どこが痛いの」違う
携帯忘れちゃった!──はっ?
仕事終わったら迎えに行くって俺が言ったから…携帯がないと困るって……
はぁ~慌てるとろくな事ないぞ…今日はタクシーで行ったら?
「そっかじゃそうする」
ギュッ…
それで安心したのか無邪気に抱きついてくる
タクシーで行くならチュー出来るね…って
またそんな可愛いこと言って……
甘える葉瑠がうまいのか、それとも甘やかす俺が悪いのか……まったく困った二人だな!
チュッ……ウフッ
「あっ鏡也君が好きな香水付けるの忘れた」
んっ?ダメ。あれは俺に逢うときだけにして!頼むからそれだけは約束して!
「返事は?」
「うっ、うん…分かった」